おりべろ

折りたたみ自転車とミニベロ

電動の折りたたみ自転車をまとめてみた【おすすめの10台】

電動アシスト付きの折りたたみ自転車は、提供されている種類こそ少ないですが、折りたたみの利便性を活かしながら疲れ知らずにサイクリングできるというなかなか現実的な選択肢の一つと言えます。特に坂道の多い地域で通勤・通学する方や、コンパクトな自転車でサイクリングしてみたいけどなるべく疲れたくない!という方には最適かもしれません。

この記事では折りたたみ自転車の中でも電動アシスト機構のついたモデルをまとめて紹介しています。

 


目次



 

1, A2B(エーツービー) Kuo/20R

イギリスの電動自転車メーカー HERO Eco社がデザインした折りたたみタイプの電動アシスト自転車です。こちらの自転車はとにかく電動バッテリーのごてごて感が無く、すっきりとしたフォルムが特徴です。ヨーロッパのメーカーらしいシンプルなで洗練されたデザインを探しているならこのメーカーのシリーズはよく合うと思います。

カラーは上記の他にグリーン、シルバーも扱っていました。

また、かごは付いていませんが標準でリアキャリア(荷台)が装備されているので普段の買い物やサイクリングでちょっとした荷物があっても大丈夫です!

Hero Eco社はクロスバイクの電動自転車もリリースしています。このフォルムが気に入った方は他のモデルも一見の価値ありです。( http://www.heroeco.com )

フレーム素材 アルミニウム
折りたたみサイズ 長さ85cm x 幅49cm x 高さ71cm
重量 19.8kg
タイヤサイズ 20インチ
変速機

外装7段変速

バッテリー

8Ah

電動走行距離 25km-40km(Highモード-Lowモード)

 

 

2, YS-11ハイブリッド

折りたたみ自転車の中でも最軽量の部類に入るYSツアラーシリーズの電動アシスト折りたたみ自転車です。

サイズは14インチで電動部分を合わせた総重量はなんと12.8kg。他の電動折りたたみ自転車よりも10kg近く軽い作りとなっています。もともとフレームが超軽量ということもありますが、独自でモーターや電池の軽量化にも成功しているようです。

電動自転車は電池が切れてしまった際に、元々の重量もあってかなり漕ぐのが重くなってしまうデメリットがあり通常は変速機が必須となりますが、このYS11ですと重量自体が通常の折りたたみ自転車と大差無いため変速機の必要がありません。その分さらに軽さを追求できているというものすごい自転車です。

またメーカーページではハンドキャリーや専用の輪行袋も用意されているようでした。

電動折りたたみ自転車での頻繁な持ち運びを考えている方や、とにかく軽くて快適なタイプが欲しいという方に向いているモデルです。

フレーム素材 ジュラルミン(フォークやシートポストはアルミ)
折りたたみサイズ 長さ64cm x 幅42cm x 高さ58cm
重量 12.8kg (十周年モデルは12.6kg)
タイヤサイズ 14インチ
変速機

なし

バッテリー

2.5Ah(63.9Wh)

電動走行距離 22km-35km(ノーマルモード-エコモード)

 

 

3, シティグリーン リトルミニ(CITY GREEN Little mini)

2015年から発売となった、カナダメーカーのブランドCity Greenの電動折りたたみ自転車Little mini(リトルミニ)です。電動の折りたたみ自転車としては価格が丁度良く、ECと共にミニベロを扱っている販売店でも流通しているモデルです。

この自転車のサイズは16インチで、先ほどご紹介したA2B Kuo(20インチ)、YS11ハイブリッド(14インチ)の真ん中に当たり、近所への散歩や買い物等、日常生活の中でぼちぼち使っていくことを想定されている方に丁度良いバランスとなっています。フォルムも低めのフレームでシンプルにまとめられており、お洒落な感じですね。

f:id:bikeisdahon:20160925100750j:plain

電動アシストの特徴としては、「歩行モード」が備え付けられています。自転車を歩いて押している時も同じスピードでタイヤを動かしてくれるため楽に歩行移動が可能。

激しく使う予定ではないけど、電動折りたたみ自転車に興味があり乗ってみたいという方には良い選択かと思います。

フレーム素材 アルミフレーム
折りたたみサイズ 長さ83cm x 幅45cm x 高さ78cm
重量 16.9kg
タイヤサイズ 16インチ
変速機

外装7段変速

バッテリー

4.5Ah

電動走行距離 20km

 

 

4, A-bike Electric (エーバイク)

以前、軽量の折りたたみ自転車の一つとして紹介したA-bikeの電動アシストモデルです。 自転車を展開したときのフォルムがアルファベットのAの形となることが名前の由来。イギリスの発明家によって設計された箱の中にぴったり納まった形のクランクとチェーン機構によって、軽量と圧倒的なコンパクトさを実現しています。

重量はバッテリーを合わせても12.3kgでYS11よりもさらに軽く、折りたたんだサイズも最もコンパクトに収まります。

f:id:bikeisdahon:20160925102809j:plain

参照元 : http://www.fm-cycle.co.jp/A-bike.html

ただし設計としては完全に乗り心地よりも持ち運びの便利さと軽量を優先したタイプの折りたたみ自転車となりますのでタイヤは8インチで段差や砂利道を走ることはできず、雨の日は横滑りしやすいなど注意が必要なポイントもあります。

毎日乗りこなして使うというよりは外出先でのちょっとした移動や、輪行をメインで使う方にぜひお勧めしたいモデルです。 

超小型の自転車として日本でも正規代理店を通じて流通しており、付属パーツとして専用の輪行バッグやキャリアなども取り扱っているようです。

フレーム素材 アルミフレーム
折りたたみサイズ 長さ21.5cm x 幅41cm x 高さ70cm
重量 12.3kg
タイヤサイズ 8インチ
変速機

なし

バッテリー

5.8Ah

電動走行距離 20km

 


5/6, Richbit RT618 (リッチビット:ホワイト/ブルー)
 

サイクリング用品の専門商社Cyrusher社が開発・販売している電動折りたたみ自転車です。海外製らしくビビットなカラーと、コンパクトな格好良さが追求されているデザインが特徴で、電動アシストの電池をフレーム内に隠しており、電動アシストには見えないすっきりした印象です。

タイヤサイズは14インチでアルミフレームですが重さは17kgとなっており、徹底的に軽量さにこだわるよりもデザインやスタイルも重視しているといった感じでした。

[Cyrusher社]

About us - Cyrusher Cycling

こちらの会社概要を見ると、2013年からオンラインで自転車を販売しており今は中国の深圳と天津に工場のラインを持っていて、そこで自転車を製造しているようです。今回紹介した電動折りたたみ自転車以外にも、Fat Bikeの電動アシストなど国内では見かけない自転車を提供していました。( 製品一覧 )

ただこちらのレビューにもあるように、A2BやYS11等ほど丁寧な対応は期待できなさそうですのでこれまで海外製の自転車を購入したことのある方や、現地とのやり取りに抵抗のない方にはお勧めといった感じです。

フレーム素材 アルミフレーム
折りたたみサイズ 長さ70cm x 幅34.5cm x 高さ61cm
重量 17kg
タイヤサイズ 14インチ
変速機

なし

バッテリー

36V x 8A

電動走行距離 28km-33km

詳細の車両データはこちら

 

 

7, Kyowa Cycle 電動折りたたみ自転車 YF20B

広島市にある電動アシスト自転車メーカーのキョウワテクノ社の電動折りたたみモデルです。こちらの自転車は大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しており、独自にモーターを改良するなどしてアシストの走行距離が圧倒的に長いことが特徴です。

写真のボトルタイプのバッテリーでも約60km、ボックスタイプのバッテリーを積めば約80kmのアシスト走行距離になります。( メーカーページ )さらに国内メーカーですので各電動アシスト部品に対して、きめ細かく長期の保証期間が設定されています。

自転車のサイズは20インチで持ち運びよりも乗り心地を重視したタイプの折りたたみ自転車です。重量はバッテリーを含めると18kg程度となり軽量タイプではありませんが、初めて電動折りたたみ自転車に乗るが、電動部品のメンテナンスが心配という方にはとても向いているモデルと言えます。

また、こちらのメーカーは電動折りたたみモデルのYF20B以外にも、電動ミニベロモデルを数多く扱っていました。

f:id:bikeisdahon:20160925111643g:plain

参照元 : http://www.kyowa-cycle.jp/yb20a-sa.html

サンフレッチェ広島カラーモデル

f:id:bikeisdahon:20160925111940p:plain

参照元 : http://www.kyowa-cycle.jp/lb20b.html

のんびり通勤用のハンドル位置が高めのモデル

このメーカーのバッテリーを搭載したミニベロに興味のある方はメーカーサイトを訪れてみては? 

フレーム素材 アルミフレーム
本体サイズ 長さ152.5cm × 幅59cm × 高さ102-112cm
重量 18kg
タイヤサイズ 20インチ
変速機

シマノ製外装6段変速機

バッテリー

5.8Ah

電動走行距離 58km-82km

詳細の車両データはこちら

 

 

8, オフタイム Panasonic 電動アシスト自転車2016年モデル

Panasonicから発売されている2016年モデルの電動折りたたみ自転車です。

こちらの自転車も大手家電メーカーの強みを活かして、電池の使い勝手と容量をアピールしています。想定走行距離もパワーモードで34kmと20km前後の自転車と比べれば1.5倍程度の持ちの良さとなっています。

少し高めの価格設定となっていますが、レビューを見ると電動アシストに関してはかなり満足度が高めな結果となっていました。

逆にオプションパーツの少なさや自転車自体の細かな調整では改善要望も出ており、あまりカスタマイズは望めませんが電動アシストとしてしっかり長く乗れる1台といえるのではないかと思います。

初めての購入で予算に余裕があれば、大手でサポートもしっかりしており安心感のある選択といえますね。

フレーム素材 アルミ合金
本体サイズ 長さ88cm × 幅49cm × 高さ66cm
重量 20.5kg
タイヤサイズ 18-20インチ
変速機

外装7段変速機

バッテリー

8Ah

電動走行距離 34km

詳細の車両データはこちら

 

 

9, スイスイ (SUISUI KH-DCY03)

電子製品の輸出入商社のカイホウジャパン社から販売されている折りたたみ電動アシスト自転車です。こちらの自転車は2016年9月現在ですとamazon.co.jpで最もレビュー数のある折りたたみ電動アシスト自転車となっていました。

スペックは先ほど紹介したオフタイムやKyowaCycleと似ていて電池の持ちが、先の2台に比べると少し悪そうという感じですが、価格は3-4割も安くなっており、ECの販売では人気が出ているのではないかと思います。

レビュー内容を見ても概ね満足度が高く9月現在では4を大きく超えている状態でしたので、スペックや軽さにこだわりが無く手頃な価格で電動アシストの折りたたみ自転車が欲しいという方には最適なモデルではないかと思います。

こちらがカイホウジャパン社の製品情報のページです。3年以内は半額にて盗難保証のサービスも付いているようでした。

フレーム素材 アルミ合金
本体サイズ 長さ75cm × 幅39cm × 高さ75cm
重量 20.0kg
タイヤサイズ 20インチ
変速機

外装6段変速機

バッテリー

5Ah

電動走行距離 30km(低速モード時)

 

 

10, ハマー (HUMMER 折りたたみ電動アシスト自転車 AL-FDB207E)

HUMMERにも電動の折りたたみタイプのモデルが発売されていました。

こちらの自転車、スペックとしては先に紹介したモデルよりも見劣りする部分は多いです。20インチモデルですがフル充電の走行距離は20km程ですし、重量も18kgあります。

ただHUMMERさすがだなと思うポイントは、全く同じカラーリングで子供用自転車や三輪車まで展開されているのでした。

三輪車は特に可愛らしくレビューで高評価を取っています。HUMMERのブランド自体が好きという方や親子でお揃いのカラーリングやブランドを揃えて色違いにするなど、家族でいろいろ楽しみたいという方におすすめです。 

フレーム素材 アルミ合金
本体サイズ 長さ90cm × 幅48cm × 高さ74cm
重量 18.1kg
タイヤサイズ 20インチ
変速機

外装7段変速機(シマノ製)

バッテリー

3.6Ah

電動走行距離 15-21km(高速-低速)

  

【まとめ】10台を比べて見ると

この記事では電動の折りたたみ自転車でおすすめのモデルを10台ほど紹介しました。

この10台の中では、特にコスパが優れていたと感じたのはSUISUIでした。特に頻繁な長距離移動もなく、近所の買い物などでうろうろしたい、という方や、なるべく安く快適な電動折りたたみ自転車が欲しいという方には良さそうですね。

予算が10数万程度まで大丈夫という方であれば、強力なリチウムイオン電池を搭載したKyowaCycleオフタイムなどが選択肢に入るでしょう。普段の充電の持ちも良く、より快適な自転車ライフが送れます。

電動自転車だけどとにかく軽く、輪行も考えているという方はA-bikeYS11ハイブリッドがおすすめです。特にYSは少し値段は張りますが14インチのモデルとしては圧倒的に軽く、またこれ以外のモデルは恐らく電車への持ち込みは重さ的にかなり苦行になるはずです。。

デザインやスタイル重視なら、洗練されたモデルのA2B Kuoや他と被りそうにないRichbit、子供と揃えられるHUMMERといったところが価格帯はそれぞれですが、 好みに応じて選ぶことができます。